Studio PRANAは伝統的な構法を活かした木造の設計を得意としています。
もちろん、敷地や建築の規模や性格、その他の条件からRC造や鉄骨造が適している場合は、それらを採用し、構造の特徴を活かすのはいうまでもありません。
日本の建築は古来、殆どが木造でした。その理由としては、木材が豊富であったことに加えて、木造の建造物が気候風土に最も適していたと考えられます。
Studio PRANAでは木を活かして、自然環境に溶け込むような、そんな建築をつねに提案していきたいと思っています。
ここでは、住宅設計を例にして、空間づくりで大切にしていることをお話いたします。
身体の力を抜いて、お日様の暖かさを感じ、自然の風に身を委ねられる、五感に働きかけて、心地よいと感じられるそんな場所をつくりたいと思っています。
空間は、作り込みすぎる事なく、ちょっと未完成なくらいの方が良いと思っています。竣工した時が最終形ではなくて、家は住む人によってさらに育っていくものだからです。そんな新しい生活にたいして、イマジネーションが膨らむ、豊かさを秘めた空間であって欲しいと思っています。
敷地が持っている力、個性、魅力を引き出すような空間づくりに心がけています。そして、その後時間が経つにつれ、その景観をさらに魅力的にしていくような、そんな建築を目指しています。
事務所名の「PRANA」はサンスクリット語で「気」という意味です。気が高まるような、そんな場を作りたいといつも考えています。自然には逆らわず、受け入れながら、、、。
90年代に2年間北イタリアで過ごしました。学んだことは「スローなものの考え方」です。といっても、ぐずぐず考えるという意味ではありません。もっとゆっくり、過去や未来を見つめる事。時間をもっとゆったり過ごす事。急がないこと。長いスパンで考える事 etc. とても大切なことだと思います。












