葉山一色の家
所在地 | : | 神奈川県三浦郡 |
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用途 | : | 専用住宅 |
家族構成 | : | 夫婦 |
構造 | : | RC造+木造(小舞土壁) |
延床面積 | : | 94.67 平米 |
工期 | : | 2010/9〜2011/6 |
設計 | : | Studio PRANA |
施工 | : | 町家大工都倉 |
葉山の自然も、そして趣味も楽しみたい、そんな夫婦のための小住宅。敷地の東側隣地が3m近く高くなっていることから、1階はRC造とし、2階は伝統的な木組みを活かし、快適な室内環境をつくるため、小舞土壁としています。2階の4間×4間の空間の大屋根を柱なしで支える架構(立体的な「自碇式合掌構造」)が特徴です。それによって、ゆったりしたワンルームのリビングが実現しました。
また、棟木と登り梁以外はすべて東京の木(多摩産杉材)を使っています。北西に広がる風景を楽しみ、東側の木々のざわめきが感じられるように、建物の配置、ベランダや窓位置は検討を重ねました。当面は共働きであるご夫婦のため、機能性も重視しつつ、ゆとりと遊び心にあふれた住まいです。ちょっとした「職人技」も、あちらこちらにちりばめられています。